ミドリムシは動物と植物の二つの要素がある不思議な生物です。
このミドリムシを食品(サプリメント)として摂取すると体に良いらしい。
ミドリムシを食べ続けたら宇宙人になれるかな?・・・
面白いテーマですね😊 しかも「ミドリムシ(ユーグレナ)」は、一時期かなりブームになりましたが、実際の研究を見ると「期待できる部分」と「宣伝ほどではない部分」があります。
まず結論
ミトコンドリアを直接増やす証拠は、今のところほとんどありません。
ただし、
- ミトコンドリアが働きやすい栄養素を補う
- 酸化ストレスを減らす
- 腸内環境を整える
という間接的な意味では、多少プラスになる可能性があります。
つまり、
「ミトコンドリアを作るサプリ」というより、「ミトコンドリアの職場環境を良くするサプリ」
というイメージですね。
ミドリムシって何者?
名前は「虫」ですが、実は虫ではありません(笑)
植物でもあり、 動物でもある、 ちょっと変わった単細胞生物です。
植物のように光合成をしますが、
暗くなると、
「じゃあ餌を食べよう」
と動物みたいなこともします。
研究者からは
「植物と動物の中間みたいな生物」
なんて言われることもあります。
ミトコンドリアとの関係
ミトコンドリアが元気に働くには、
- ビタミンB群
- マグネシウム
- 鉄
- 亜鉛
- 必須アミノ酸
などが必要です。
ミドリムシには、
これらが比較的バランス良く入っています。
だから、
「材料不足を補う」
という意味では悪くありません。
ただ、
「飲んだからミトコンドリアが2倍増えました」
みたいな研究はありません。
実は注目されている成分
ミドリムシには
パラミロン
という成分があります。
これはβ-グルカンの一種で、
免疫や腸内環境との関係が研究されています。
業界では
「パラミロンこそ本体」
と言われることもあります(笑)
実際、多くの会社はユーグレナそのものより、
パラミロンを推しています。
雑学① 宇宙食候補だった
実はミドリムシは、
かなり昔から
宇宙食候補として研究されていました。
理由は、
- 光合成できる
- 栄養価が高い
- CO₂を吸収する
- 酸素を作る
つまり、
宇宙船の中で育てられれば
「空気も食料も作れる」
という夢があったんですね。
雑学② ミドリムシブーム
2005年頃、
日本で培養技術が大きく進歩しました。
それまでは、
大量培養がとても難しかったんです。
そこで日本企業が
「世界初の屋外大量培養」
を成功させ、
健康食品業界が一気に盛り上がりました。
その頃は
「59種類の栄養素!」
というキャッチコピーをよく見かけました。
実際、栄養素は豊富ですが、
量はそれぞれ多いとは限らないので、
広告と実際の栄養価は分けて考える必要があります。
雑学③ ミトコンドリアを増やす方法は意外と地味
ミトコンドリア研究者がよく言うのは、
サプリよりも
- 軽い有酸素運動
- 筋トレ
- 良い睡眠
- 空腹時間を少し作る
- 十分なたんぱく質
こちらの方が、
新しいミトコンドリアを作る仕組み(ミトコンドリア新生)を刺激する可能性が高いということです。
業界話
サプリ業界では、
実は「ミトコンドリア」という言葉は非常に人気があります。
というのも、
疲労・美容・ダイエット・アンチエイジングなど、多くのテーマと結び付けやすいからです。
そのため、
- コエンザイムQ10
- PQQ
- NMN
- 5-ALA
- ミドリムシ
などが「ミトコンドリア系サプリ」として紹介されることがあります。
ただし、これらは研究段階のものや、限定的なエビデンスに基づくものも多く、「飲めばミトコンドリアが増える」と断言できるものではありません。
私の見方
hiroppy123さんが「疲れやすさ」や「エネルギー代謝」を意識してミドリムシを飲んでいたなら、栄養バランスを補うという意味では選択肢の一つです。
一方で、「ミトコンドリアを増やしたい」という目的なら、サプリだけに期待するよりも、適度な運動・十分な睡眠・たんぱく質の摂取を組み合わせた方が、現在の科学的な知見では効果が期待しやすいと考えられています。
ミドリムシは「主役」というより、土台作りを助ける脇役という位置づけが、現時点では一番しっくりくる評価だと思います。



