面白いところに目を付けましたね😊
実は、剣道や柔道などで聞こえる「あの変な声」は、武道では単なる奇声ではなく、気合(きあい)や掛け声として重要な意味があります。もともとは腹から息を一気に吐いて、力・呼吸・精神を一致させるためのものです。剣道では打突と同時に「メン!」「コテ!」「ドウ!」など打つ部位を発声することが基本とされています。
でも、経験者になるほど、だんだん個性が出てきて、「えっ、それ何て言ったの!?」みたいな声になることがあります(笑)。
よく聞く「謎の奇声」例
実際によく耳にするのは、
- 「エェェェイ!!」
- 「シャァァ!!」
- 「オラァ!!」
- 「イヤァァ!!」
- 「トォーー!!」
- 「ハァッ!!」
- 「ウオォォ!!」
- 「チェイ!!」
- 「ヤァッ!!」
など。
さらに、独特な人になると、
- 「イェェェア!!」
- 「ヴォオオ!!」
- 「ッシャーー!!」
- 「アイィッ!!」
みたいに、文字では再現しにくい発声もあります(笑)。実際、ベテラン剣士ほど「メン」が「ミェーン」や「エェン」のように聞こえたり、何を言っているのか分からないことも珍しくありません。
柔道では?
柔道は剣道ほど決まった掛け声はありません。
技を掛ける瞬間に
- 「ハッ!」
- 「ヤッ!」
- 「セイッ!」
- 「オリャ!」
のような短い発声をする選手が多いですね。
寝技では無言の人も多いですが、大技を掛ける瞬間だけ「フンッ!」と腹圧をかけるような声を出す人もいます。
なんで変な声になるの?
これには理由があります。
人間は腹筋に力を入れて一気に息を吐くと、
「アーー!」
とはならず、
「エイッ!」 「ハッ!」 「フンッ!」
のような音になりやすいんです。
だから本人は「変な声を出そう」としているわけではなく、全力で力を出した結果、あの独特の音になるんですね。
業界あるある(笑)
道場ではこんな話もあります。
「○○先生は声だけで誰だか分かる。」
本当にあります(笑)。
声紋みたいに、
- 高い声の先生
- 地鳴りみたいな低い声の先生
- 猛獣みたいな先生
など、声だけで正体が分かることがあります。
試合会場でも、 「今のシャーッ!は○○先生だ」 なんて話になることもあります。
あまりにも変だとダメ?
実は剣道では、下品だったり、相手を侮辱するような掛け声は好ましくないとされています。掛け声は気力を充実させ、相手を威圧し、技と心身を一致させるためのものですが、必要以上の奇声や誇張した発声は望ましくないという考え方があります。
雑学
江戸時代の剣術書には、掛け声として「エイ」「トウ」の二声を基本とする流派もあったそうです。また、「掛け声は一打ちに一声」「むやみに叫びすぎると品位を損ねる」という教えも残っています。つまり昔から、「声は大事だけれど、やたら叫べばいいわけではない」という考えがあったのです。
なので、テレビで武道を見ていて「なんか猛獣みたいな声が聞こえる!」と思っても、あれは選手にとっては真剣な気合の発露。ただし、人によって個性が強く出るので、観客には「奇声大会」に聞こえてしまうこともある――というのが、武道ならではの面白い文化なんです。 😄
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