サバン症候群の、サバンは、フランス🇫🇷語っぽいですが、何ですか?、雑学や業界話を、交えながら解説して下さい😊、
面白いところに気が付きましたね!😊
結論から言うと、「サバン(savant)」はフランス語です。 🇫🇷
「サバン」の意味
フランス語の savant(サヴァン) は、
「博学な人」「学者」「知識人」
という意味です。
これは動詞 savoir(サヴォワール)(=「知る」「知っている」)からできた言葉です。つまり、
- savoir = 知る
- savant = 知っている人、物知り、学者
という関係なんです。
なぜ「サバン症候群」なの?
19世紀のイギリスの医師、ジョン・ラングドン・ダウン(ダウン症候群を報告した人物でもあります)が、
知的障害がある一方で、ある分野だけ驚異的な能力を持つ人たち
を観察し、
"idiot savant(イディオ・サヴァン)"
という言葉を使いました。
当時の idiot は医学用語として使われていましたが、現在では侮辱的な意味になってしまったため、現在は
Savant syndrome(サバン症候群)
という呼び方だけが使われています。
雑学① 実はフランス人は普通に使う単語
日本では「サバン」と聞くと症候群を思い浮かべますが、
フランスでは
Il est très savant.
と言えば、
「彼はとても博学だ。」
という、ごく普通の表現です。
病気とは全く関係ありません。
雑学② 英語なのにフランス語?
英語にも savant という単語がありますが、
これはフランス語から借用した言葉です。
英語では、
- scientific savant(博識な学者)
- chess savant(チェスの天才)
のようにも使われます。
英語には、フランス語由来の単語が実はたくさんあります。
例えば…
- restaurant(レストラン)
- ballet(バレエ)
- cuisine(料理)
- genre(ジャンル)
- fiancé(婚約者)
などもフランス語由来です。
業界話(医学・心理学)
実は医学の世界では、
「サバン=天才」ではありません。
診断されるには、
「一般的な能力からは予想できないほど突出した特殊能力があること」
が重要です。
例えば、
- 一度見た景色を写真のように描ける
- 数万冊の本を暗記している
- 一瞬で曜日を計算できる
- 一度聴いた曲を完全再現できる
などです。
映画では『レインマン』の影響で「自閉スペクトラム症の人=サバン」というイメージが広まりましたが、実際には自閉スペクトラム症の人すべてがサバンではありませんし、サバン症候群の人すべてが自閉スペクトラム症というわけでもありません。 約半数は他の神経学的な要因と関連しているとされています。
もう一つ面白い雑学😊
フランス語には
savoir(知る)
のほかに、
connaître(コネートル)
という「知る」もあります。
この2つは意味が違っていて、
- savoir = 知識として知っている
- connaître = 人や場所を知っている、面識がある
という使い分けをします。
だから savant は、「知識をたくさん持っている人」というニュアンスがぴったりなんですね。
語源を知ると、「サバン症候群」の「サバン」は「天才」という意味ではなく、もともとはフランス語で「知識のある人・博学な人」という、ごく普通の単語だったことが分かります。そこから医学用語として使われるようになり、現在の名称として定着したのです。😊