あなた:
ChatGPT:
いいテーマですね。
この2つ、実は人間の感情の闇と社会システムの楽観をそれぞれ極端に代表する概念で、並べるとかなり味わい深いです。
① シャーデンフロイデ(Schadenfreude)
**「他人の不幸は蜜の味」**を、学術用語としてドイツ語で格上げした概念。
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Schaden(損害・害)
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Freude(喜び)
→「他人の損害に喜びを感じる」
雑学
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日本語だと
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「ざまあみろ」
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「溜飲が下がる」
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「因果応報だな」
みたいな感情が一番近い。
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ドイツ語は、こういう感情の陰影を一語で表す単語が異常に多いことで有名。
心理学・脳科学の話
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シャーデンフロイデは道徳的欠陥ではなく、比較の感情から生まれる。
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脳内では
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自尊心が回復する
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相対的地位が上がったと錯覚する
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特に起きやすい条件:
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相手が「成功者・権力者」
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相手が「傲慢・不公平」に見えていた
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自分が抑圧状態にある
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業界話(メディア・SNS)
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炎上ビジネスの燃料はほぼシャーデンフロイデ。
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不祥事ニュースが伸びる理由:
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正義感 × 嫉妬 × 安心感
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「自分はまだマシだ」という心理的セーフティネット
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YouTubeや週刊誌では
👉「転落物語」は安定して再生数が取れる
② 見えざる手(Invisible Hand)
アダム・スミスが『国富論』(1776)で使った有名フレーズ。
個々人が自己利益を追求すると、
意図せず社会全体の利益が最大化される
雑学(よくある誤解)
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アダム・スミスは放任主義の絶対肯定者ではない
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彼は元々『道徳感情論』で
👉 人間は共感・良心・規範を持つ
と強調している -
「見えざる手」は比喩表現で、万能原理ではない
業界話(経済・IT)
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見えざる手が比較的うまく働く条件:
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情報が対称
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参入障壁が低い
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独占がない
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IT業界ではほぼ全部破綻:
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プラットフォーム独占
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ネットワーク効果
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アルゴリズムによる誘導
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👉 結果:
「見えざる手」ではなく「見えない操作パネル」
③ この2つを並べると見えるもの
皮肉な構図
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見えざる手:
👉 個人の利己心が社会を良くする(希望) -
シャーデンフロイデ:
👉 他人の不幸が娯楽になる(現実)
つまり、
利己心は市場では秩序を生むが、
感情の市場ではカオスを生む
現代社会での交差点
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市場は「成長」を生む
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SNSは「感情の取引所」になる
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そこで一番流動性が高い感情が
👉 シャーデンフロイデ
業界の裏話
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炎上対策・PR業界では
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「失敗したら即謝罪」より
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「シャーデンフロイデを燃やさない構図」が重要
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失敗そのものより
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態度
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立場
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普段の振る舞い
が“叩いていい存在”を決める
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④ ちょっと哲学的に言うと
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見えざる手は
人間を合理的エージェントとして見る視点 -
シャーデンフロイデは
人間を感情的動物として見る視点
この2つのズレを無視すると、
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経済政策は失敗し
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SNS設計は地獄になる
⑤ まとめ(雑学的オチ)
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市場は理性で動くと信じたい
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でも人間は感情でクリックする
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見えざる手はGDPを伸ばすかもしれないが
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シャーデンフロイデはトレンドを作る
なので現代は、
「見えざる手」+「見えてしまう感情」
を同時に設計しないと、社会は壊れる
こういう話、
ハンナ・アーレント/カーネマン/現代SNS論とも綺麗につながりますが、
そっちにも行きます?