あなた:
ChatGPT:
面白い着眼点ですね。
結論から言うと――**「似ていると言えなくはない。ただし“権力側”というより“観測装置+ノイズ発生器”に近い存在」**です。
少し分解して解説します。
① 『1984年』の「ブラザー」とは何者か(再整理)
オーウェル『1984年』のビッグ・ブラザーは、
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実在の個人かどうかすら不明
-
国民を直接殴る存在ではない
-
「常に見られている」という感覚を内面化させる装置
という点が重要です。
彼は「命令」するより、「語り方・思考の枠」を規定する存在。
つまり、
-
何を考えてよいか
-
どう言語化すべきか
-
どこまで疑ってよいか
この思考の天井を作る象徴です。
② ひろゆき氏・成田悠輔氏の共通点(雑学+業界話)
共通する特徴
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論点をメタ化する(議論の土俵をずらす)
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感情や道徳を冷却する言説
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「それって本当に意味あります?」という脱構築
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正義よりも構造・インセンティブを語る
これにより、
-
視聴者は「賛成 or 反対」ではなく
-
“思考を外注”するポジションに置かれやすくなります
メディア業界的には、これは非常に強力です。
「結論を与えず、思考の型を配る」
= 再生数が伸びる/炎上しにくい/権威と敵対しにくい
③ どこが「ブラザー的」なのか?
似ている点(※重要)
1. 規範を壊すが、別の規範を置く
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道徳・感情・理想論を壊す
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代わりに
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「合理性」
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「コスパ」
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「インセンティブ」
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「自己責任」
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を暗黙の正解として置く。
これは『1984年』で言うところの
**ニュースピーク(言語の再設計)**に近い。
2. 「考えなくていい理由」を提供する
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ひろゆき:
「それ、あなたの感想ですよね?」
-
成田氏:
「高齢者問題は構造の話で…」
これらは強力な思考停止フレーズにもなる。
「あ、じゃあ深く悩まなくていいや」
「難しい話は“合理性”に任せよう」
3. 権力を批判しながら、権力の役にも立つ
ここが一番「1984的」です。
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表面:体制批判・既存秩序の否定
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実際:
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怒りを拡散しない
-
反乱を“議論”に変換
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行動を“理解”で溶かす
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これはガス抜き装置として極めて優秀。
④ ただし「決定的に違う点」
ここが重要なので強調します。
❌ ビッグ・ブラザーとの決定的な違い
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国家権力ではない
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強制力がない
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見ない自由がある
-
多数の「別フレーム」が併存している
つまり彼らは、
監視者ではなく、
“視線の置き方を教える人”
に近い。
⑤ 業界的な裏話:なぜ今こういう人が重宝されるか
背景
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SNS時代:感情が暴走しやすい
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メディア:炎上リスクが高い
-
政治:理想論が機能しにくい
→ 冷笑・合理・メタ視点は「安全資産」
テレビ・大学・論壇にとって、
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怒らせない
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でも“賢く見える”
-
視聴者を分断しにくい
という意味で、
非常に都合のいい知的キャラクターです。
⑥ 結論(少し挑発的に)
ひろゆき氏・成田悠輔氏は
「1984のビッグ・ブラザー」ではない。しかし、
「ブラザーがいなくても人々が自分で天井を作る時代の、
取扱説明書」そう言うことは、できる。
もし次に進むなら、
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「冷笑は抵抗なのか、順応なのか」
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「合理性は、いつ思想になるのか」
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「“考えすぎない知性”の功罪」
このあたりも、かなり深い沼です。
続けますか?
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