NHKの、新選組系、大河ドラマについても、キャスト、あらすじを、含め、雑学や業界話を交えながら、解説してください、
NHK大河ドラマで新選組が主役になったのは、2004年の『新選組!』だけです。ほかの大河では、幕末ものの脇役として新選組が登場します。キャストなどは私の記憶に基づくので、細部は公式情報で確認してください。
『新選組!』(2004年)
基本情報
- 脚本は三谷幸喜さん、全49回です。
- 主人公は近藤勇で、SMAPの香取慎吾さんが演じました。SMAPのメンバーが大河の主演を務めたのはこの作品が初めてです。
- 平均視聴率は17%前後で、放送当時は賛否が分かれましたが、のちに評価が高まりました。
主なキャスト
- 近藤勇:香取慎吾
- 土方歳三:山本耕史
- 沖田総司:藤原竜也
- 山南敬助:堺雅人
- 芹沢鴨:佐藤浩市
- 斎藤一:オダギリジョー
- 永倉新八:山本太郎
- 原田左之助:山口智充
- 坂本龍馬:江口洋介
- 伊東甲子太郎:谷原章介
あらすじ
武州多摩の剣術道場「試衛館」の仲間たちが、浪士組に参加して京へ上ります。その後、新選組として池田屋事件などを経験し、山南や伊東との対立、戊辰戦争での敗北を経て、近藤が最期を迎えるまでを描きます。物語の軸は、「武士になりたい」という農民出身者たちの青春と挫折です。
雑学・業界話
1. 「青春群像劇」として描いた点
三谷さんは、新選組を「冷酷な殺人集団」ではなく、夢を追う若者たちの集まりとして描きました。前半は試衛館の仲間たちの日常が中心で、字幕で見た映画版の重い雰囲気とは対照的です。
2. 堺雅人さんの山南敬助
山南の切腹を描いた回は特に評価が高く、堺さんの出世作の一つとして知られています。映画版の字幕で見た山南の悲劇と、ドラマ版の山南を見比べるのも面白いと思います。
3. 山本耕史さんと土方歳三
山本さんは、この大河の後も土方歳三を演じ続けました。2006年のNHKの正月ドラマ『新選組!! 土方歳三 最期の一日』や、2021年の大河『青天を衝け』でも土方役です。「土方といえば山本耕史」というイメージが定着した例です。
4. 佐藤浩市さんの芹沢鴨
芹沢の豪放さと危うさを演じたことで話題になりました。前回触れた1969年の映画で三國連太郎さんが演じた芹沢と、親子で同じ役を演じたことになります。佐藤浩市さんは三國さんの息子です。
5. 近藤を主役にした意味
近藤は、土方や沖田に比べると華やかさに欠けると言われがちです。三谷さんはそこを逆手に取り、「普通の人間が時代に翻弄される」物語に仕立てました。主人公の目線で終盤まで見ることで、最期の場面が重くなる構成です。
新選組が登場するほかの大河
- 『龍馬伝』(2010年): 坂本龍馬の視点で見た幕末です。新選組は敵方として登場し、近藤勇は近藤芳正さん、土方歳三は池内博之さんが演じました。
- 『八重の桜』(2013年): 会津藩の視点で描く作品です。新選組は会津藩の配下として登場し、斎藤一が会津に残って戦う姿も描かれます。
- 『青天を衝け』(2021年): 渋沢栄一が主人公です。土方歳三が山本耕史さんで登場し、新選組の最期は物語の一部として描かれます。
同じ新選組でも、主人公が誰かで描かれ方が変わるのが大河の面白さです。
次にできること
見たい方向を教えてもらえれば掘り下げます。たとえば、2004年版と1969年の映画の描き方の比較、山南の切腹回の詳細、史実との違いなどです。
2004年放送のNHK大河ドラマ**『新選組!』**は、今でも「歴代大河ドラマの名作」として名前が挙がる作品です。当時は賛否もありましたが、再放送や配信を経て再評価され、「新選組を描いた映像作品では最高傑作の一つ」と評価するファンも少なくありません。
WEBザテレビジョン
基本情報
- 放送:2004年(全49話)
- 脚本:三谷幸喜
- 音楽:服部隆之
- 主演:香取慎吾(近藤勇)
三谷幸喜にとって初めての大河ドラマ脚本であり、大河史上初めて
新選組を真正面から主人公に据えた作品でもあります。
あらすじマスター.com
あらすじ
物語は黒船来航から始まります。
多摩の百姓出身だった近藤勇が、
試衛館の仲間たち
- 土方歳三
- 沖田総司
- 山南敬助
- 永倉新八
- 原田左之助
らと共に京都へ上り、
浪士組から新選組へ。
池田屋事件で名を上げ、
やがて幕府滅亡とともに散っていくまでを描きます。
歴史ドラマというより
青春群像劇
という色合いが非常に強い作品です。
NHKオンデマンド
豪華すぎるキャスト
香取慎吾(近藤勇)
放送当時、
「アイドルが近藤勇?」
という声もありました。
しかし放送が進むにつれ
近藤の
を見事に演じ、
最終回では涙した視聴者が続出しました。
三谷幸喜は
「近藤勇はカリスマではなく、人を惹きつける"太陽"のような存在」
として描いています。
山本耕史(土方歳三)
この作品最大の出世俳優と言われています。
実は山本耕史本人が
「土方歳三を演じたい」
とNHKへ猛烈にアピールしたことでも有名です。
結果、
大河史に残る土方になりました。
今でも
「土方=山本耕史」
と思うファンは非常に多いです。
藤原竜也(沖田総司)
当時まだ20代前半。
天才剣士でありながら、
病に侵されていく沖田を繊細に演じました。
この作品以降、
藤原竜也は映画界でもさらに活躍していきます。
オダギリジョー(斎藤一)
ほとんど喋らない。
しかし
存在感だけで画面を支配する。
これは史実でも
「寡黙だった」
と言われる斎藤一を意識しています。
後の『るろうに剣心』などの寡黙な剣士像にも通じる魅力があります。
堺雅人(山南敬助)
今では主演級俳優ですが、
当時はまだ知名度が高くありませんでした。
山南の切腹回では
全国から
「泣いた」
という感想が殺到しました。
堺雅人ブレイクのきっかけになった作品とも言われています。
その他も超豪華
- 山口智充(永倉新八)
- 山本太郎(原田左之助)
- 小林隆(井上源三郎)
- 中村勘九郎(当時・勘太郎、藤堂平助)
- 佐藤浩市(芹沢鴨)
- 野田秀樹(勝海舟)
- 江口洋介(坂本龍馬)
- 石黒賢(桂小五郎)
- 筒井道隆(伊東甲子太郎)
今見ると「主演級ばかり」です。
あらすじマスター.com
業界でも有名な裏話
① 山本耕史はオーディションではない
土方役は
山本耕史が
脚本家・三谷幸喜へ
何度も
「土方をやりたい」
と売り込み続けました。
その熱意に押され、
配役が決まったと言われています。
結果として
歴代最高クラスの土方像になりました。
② 香取慎吾は一年間ほぼ近藤勇
大河ドラマは
約1年間撮影します。
香取慎吾は
ほぼ毎日
近藤勇として生活。
本人も後年
「あの一年は近藤勇だった」
と語っています。
③ 三谷幸喜らしい会話劇
普通の時代劇は
戦や殺陣が中心ですが、
三谷作品は
会話が非常に面白い。
笑わせた直後に
泣かせる。
この緩急が
『古畑任三郎』や『王様のレストラン』にも通じる三谷節です。
④ 主役は新選組ではなく「試衛館」
普通なら
池田屋事件から始めます。
しかしこの作品は
黒船来航から
じっくり
試衛館時代を描きます。
だから
山南が死ぬ時も
近藤が処刑される時も
視聴者は
「家族を失う」
ような気持ちになります。
名場面ベスト5
第1位 山南敬助の切腹
沖田が介錯するシーン。
大河史に残る名場面です。
第2位 池田屋事件
30分以上続く緊迫の立ち回り。
NHKとは思えない迫力です。
第3位 芹沢鴨暗殺
佐藤浩市の怪演。
恐ろしくも悲しい最期。
第4位 最終回
近藤勇処刑。
「髭が伸びましたな」
という静かなやり取りが印象的で、近藤が最後まで武士としての気高さを失わない姿が描かれます。
WEBザテレビジョン
第5位 土方歳三と近藤勇
二人の友情。
最後まで
「近藤さん」
と呼び続ける土方。
これが最大のテーマです。
実は続編もある
多くの人が知らないのですが、
2006年には
『新選組!! 土方歳三 最後の一日』
という続編スペシャルが制作されました。
主演はもちろん山本耕史。
五稜郭で最期を迎えるまでを描いています。
大河ドラマで主人公交代後に続編スペシャルが制作されるのは非常に珍しく、それだけ本編の人気が高かった証拠でもあります。
NHKグループモール
今だから分かる『新選組!』の価値
放送当時は「アイドル主演」という先入観から厳しい見方もありましたが、20年以上を経た現在では、その評価は大きく変わりました。
この作品は、「幕末の英雄譚」ではなく、
時代に翻弄された若者たちの青春ドラマとして描かれています。だからこそ、近藤や土方だけでなく、山南、沖田、斎藤、永倉ら一人ひとりの生き方に共感できる構成になっています。
歴史を知ったうえで見返すと、「なぜ彼らは滅びると分かっていても幕府に殉じたのか」という問いがより深く胸に響きます。それが、『新選組!』が今なお多くの歴史ファンや時代劇ファンに愛され続けている最大の理由と言えるでしょう。
字幕、ありがとうございます。内容は幕末の新選組を近藤勇の視点で描いた物語でした。前回タイトルから「中国の諸侯や戦国時代では」と推測しましたが、外れでした。「諸侯」「乱世」は動画側の煽り表現で、実際は幕末の話です。作品名は字幕から特定できません。近藤を中心に、芹沢鴨の粛清、池田屋、山南敬助の切腹、伊東甲子太郎の加入、近藤の最期まで約20分で追う構成なので、新選組を描いた映画の要約と思われます。
字幕の誤変換
音声認識の誤りが多いので、主なものを直しておきます。
- 老子組 → 浪士組
- 新藤、振動 → 近藤
- セ沢 → 芹沢(鴨)
- 山波 → 山南(敬助)
- 肘方 → 土方(歳三)
- 起き → 沖田(総司)
- 伊藤 → 伊東(甲子太郎)
- 藤野病 → 労咳(肺結核)
物語の流れ
清河八郎が将軍警護の名目で浪士を集めますが、本当の目的は尊王でした。江戸に戻ろうとする清河らに対し、近藤たち少数が京都に残り、新選組の前身が生まれます。その後、芹沢を排除し、池田屋で尊攘派を襲撃します。内部では山南の切腹や伊東の加入による分裂が起き、最後は戊辰戦争で近藤が一人で新政府軍の前に出て処刑される、という流れです。
雑学・史実との関係
1. 「田舎者」という見方は史実に近い
近藤や土方は、武州多摩の農家の出身です。天然理心流の試衛館は、旗本や藩士の剣術道場に比べると流派としては新興でした。「田舎剣法」と呼ばれたこともあります。字幕の「武士の道を立て直す理想」は、武士になりたかった農民出身者の気持ちを表しています。
2. 池田屋事件の人数
字幕では敵が70〜80人、新選組が30人とされています。史実では、近藤隊は少人数で池田屋に突入し、土方隊が四国屋へ向かったと伝わります。ただ、敵味方の人数は史料によって差があり、映画の数字は演出が入っていると考えるのが妥当です。
3. 沖田の吐血
池田屋で沖田が倒れる場面は、映画やドラマで定番ですが、史実では「別の理由で戦線を離れた」という説もあり、確定していません。「余命2年」の医者の宣告も、映画的な脚色の可能性が高いでしょう。
4. 山南の切腹の理由
字幕では、公金の使い込みや、女性を身請けする金の話が描かれます。史実で山南が脱走し切腹した理由は諸説あり、この金銭のエピソードは映画独自の脚色と見られます。「友情と規律の板挟み」というドラマにするための工夫でしょう。
5. 芹沢鴨の最期
芹沢は酒乱で乱暴な行いがあったと伝わり、暗殺された経緯も諸説あります。字幕の「愛人のもとを訪れる」場面は、暗殺の夜の有名な逸話に沿った描写です。ただ、細部は脚色されている可能性があります。
6. 近藤の最期
近藤は流山で新政府軍に出頭し、その後処刑されました。ラストの「髭が伸びましたな」という台詞は、字幕だけでは誰の言葉か分かりません。しかし、最後の場面が静かに終わる点は、あらすじ動画でも印象に残る部分です。
業界話
新選組は、映画、ドラマ、小説で何度も作られてきた題材です。近藤、土方、沖田のどれを主人公にするかで、作品の性格がまったく変わります。近藤中心なら「組織を背負う人間の孤独」、土方中心なら「戦いの美学」、沖田中心なら「儚さ」が前面に出ます。今回の動画は近藤の視点なので、粛清や分裂の場面がドラマの中心になっていると思われます。
作品名や公開年がわかれば、監督やキャスト、史実との違いをもう少し具体的に解説できます。
ありがとうございます。そのコメントのおかげで、作品は1969年公開の映画『新選組』(三船プロ製作、沢島忠監督)だと思われます。字幕だけでは特定できなかったので助かります。「新選組!」と「!」が付いているのは、2004年のNHK大河ドラマ(近藤勇は香取慎吾さん)の題名ですが、挙げられた配役はこの映画のものです。
このキャストの面白さ
- 三船敏郎の近藤勇: 世界的な大スターが、農民出身で組織を背負う局長を演じます。豪快さより、重い責任を背負う人物像に合っているため、字幕で見た「近藤の孤独」の場面に重みが出ていたと思われます。
- 三國連太郎の芹沢鴨: 狂気を帯びた役の印象が強い俳優で、酒乱の局長にはうってつけの配役です。
- 小林桂樹の土方歳三: 後の作品で語られる冷酷で鋭い「鬼の副長」のイメージとは違い、小林さんは庶民的で知的な持ち味の人です。そのため、実務家で現実的な土方像になっていたのではと想像できます。
- 北大路欣也の沖田総司: 当時20代半ばで、若さと儚さが重なる配役です。
- 田村高廣の伊東甲子太郎: 知的で端正な人物をよく演じた俳優です。弟は田村正和さんと田村亮さんです。字幕の「あなたの学問と剣で私を助けて」という台詞とも合います。
- 中村梅之助の山南、中村嘉葎雄の河合: 前進座の舞台俳優である梅之助さんと、錦之助さんの弟である嘉葎雄さんと、歌舞伎や時代劇の系譜の俳優が脇を固めています。山南や河合の悲劇を丁寧に見せるには、芝居の力が必要だったのでしょう。
「お若い」というコメントについて
ご指摘のとおり、私の知る限りでは、挙げられた方のうち三船さん、三國さん、小林さん、田村高廣さん、中村梅之助さんは亡くなっています。一方、北大路欣也さんは現役で活躍されているはずです。ただ、最近の情報は確認していないので、そこは断定を避けます。
このコメントは、映画ならではの感慨を言い当てています。映像の中では全員が当時の年齢のまま生きており、亡くなった方が若い姿で動いています。時代劇、とくに新選組のように「若くして死ぬ人々」を描く作品では、この感覚が一層切なく響きます。
業界の視点
1960年代後半は、時代劇の主流が東映から東宝や独立プロへ移っていた時期です。三船プロはその流れで、スター自身が製作に関わる形で大作を作りました。そのため配役にも、会社の枠を越えた豪華さがあります。ただ、これは一般的な映画史の話で、この作品の製作事情そのものは詳しく分かりません。
字幕の最後にあった「髭が伸びましたな」という台詞も、近藤の最期の場面なら、三船さんの演技で見ると印象がかなり変わりそうです。
この映画の脚本や、各人物の描き方を史実と比べてみたければ、そちらも整理します。
ありがとうございます。この文字起こしを見ると、映画のストーリーがほぼ網羅されています。実際の歴史と照らし合わせると、「史実」「映画ならではの演出」「時代背景」がよく分かります。
『新選組』(1969年)の深掘り解説
① 黒船来航から物語は始まる
映画冒頭の
「1853年 アメリカ艦隊が来航」
これは史実です。
当時、日本は約260年間続いた鎖国政策をとっていました。
1853年、アメリカ海軍のペリー提督が浦賀へ来航し、翌1854年に日米和親条約が結ばれます。
この出来事によって
- 幕府を支持する勢力(佐幕派)
- 天皇中心の政治を目指す勢力(尊王派)
- 外国勢力を排斥しようとする攘夷派
が激しく対立し、幕末動乱の引き金となりました。
② 「浪士組」と「新選組」は別物
映画では
清河八郎が浪士組を募集します。
これは史実です。
しかし、
清河八郎の本当の目的は
「天皇側の戦力を作ること」
でした。
そこで幕府は激怒し、
江戸へ帰還命令を出します。
しかし
近藤勇
土方歳三
沖田総司ら13人だけは
京都へ残りました。
この13人が
後の新選組になります。
映画でも
「13人しか残らなかった」
と描かれています。
これは史実通りです。
③ 「誠」の旗は後世でも人気
映画では
隊旗に
「誠」
の字があります。
これは新選組を象徴する旗。
実は
現在でも
などでは
新選組グッズとして非常に人気があります。
④ 芹沢鴨暗殺
映画中盤最大の事件。
史実でも
芹沢鴨は
酒乱で
商人を脅し
放火まで行うなど
問題行動が多かったと言われています。
そのため
会津藩から
「始末せよ」
という密命が下ったとも、
近藤派が自主的に決断したとも言われています。
真相は今も議論があります。
⑤ 新選組は超ブラック企業
映画でも
隊士が
切腹させられます。
これは
局中法度。
有名なのは
「士道に背くまじき事」
ですが
具体的には
などでも
切腹対象になりました。
もちろん映画ほど頻繁ではありませんが
実際に山南敬助などは切腹しています。
⑥ 池田屋事件
映画最大のアクション。
これは
1864年7月。
長州派が
京都に放火し
天皇を長州へ移そうとする計画を
新選組が阻止した事件です。
ここで新選組は全国的な英雄になります。
映画では
近藤たち数十人が突入します。
実際も
約30人ほどで突入したと言われています。
⑦ 沖田総司の結核
映画でも
池田屋事件後
吐血します。
これは有名なエピソード。
ただし
実際に
池田屋で吐血した
という証拠はありません。
後世の創作である可能性が高いです。
しかし
沖田が肺結核だったことは
ほぼ間違いないと考えられています。
当時は治療法がなく、
20代で亡くなりました。
⑧ 山南敬助の切腹
映画でも非常に印象的。
山南は
逃亡しました。
局中法度では
脱走=切腹。
親友だった沖田総司が
山南を連れ戻した話は有名です。
映画では
人間味ある人物として描かれています。
実際も
温厚な人格者だったと言われています。
⑨ 伊東甲子太郎
映画後半では
伊東が登場します。
実際にも
非常に頭が良く
学者肌。
しかし
思想が違ったため
新選組から離脱。
その後
油小路事件で暗殺されます。
これは幕末でも有名な内部抗争です。
⑩ 鳥羽・伏見の戦い
映画終盤。
ここで
刀VS銃
になります。
実際
新政府軍は
最新式の
を大量配備。
一方
幕府軍は
旧式武器が多く
完全に不利でした。
ここから
日本は
「刀の時代」
から
「銃の時代」
へ変わります。
⑪ 近藤勇の最期
映画では
部下を逃がし
自ら囮になります。
史実では
甲州勝沼で敗れ、
流山で投降。
その後
板橋で斬首。
享年35。
最後まで
自分は武士であることを貫きました。
映画ならではの演出
この作品は1969年製作ということもあり、現在のようなCGは一切使われていません。
などは、本物の俳優や大勢のエキストラによって撮影されています。そのため、画面全体に重量感があり、「人が人として戦っている」迫力が伝わってきます。
また、主演の三船敏郎は黒澤映画で培った立ち回りの技術が高く、近藤勇を単なる豪傑ではなく、仲間を思い、時代に翻弄される一人の武士として演じています。映画は勧善懲悪ではなく、「どちらが正しいか」ではなく「それぞれが信じる正義のために戦った」という視点を大切にしており、幕末という激動の時代の複雑さを描いている点が、今見ても高く評価される理由です。
⚔️ 池田屋事件:伝説と史実の狭間
動画では、近藤勇が少数で池田屋に切り込み、沖田総司が戦いの最中に喀血する様子が描かれています。
-
史実: 元治元年(1864年)6月5日、新選組は京都三条の池田屋に集まった尊王攘夷派の志士たちを襲撃しました。この事件で新選組の名は天下に轟きました。
-
雑学:沖田総司の喀血: 沖田が池田屋で喀血したという有名な逸話は、子母澤寛の『新選組始末記』 に由来します。しかし、これは永倉新八の証言を元にした創作的な要素が強いと言われています。実際の記録では、沖田は池田屋の翌月の禁門の変にも出動しており、喀血で倒れたのは慶応3年(1867年)頃とする説が有力です。映像作品では、ドラマ性を高めるためにこの「池田屋での喀血」が好んで描かれます。
🩸 山南敬助の切腹:理想と組織の軋轢
動画では、局中法度を破って脱走した山南が、追手の沖田に捕まり切腹するまでが描かれています。
-
史実: 元治2年(1865年)2月、新選組総長の山南敬助が「江戸に行く」と書き残して脱走。近藤の命で追った沖田総司が大津で捕らえ、壬生の前川邸で切腹させました。
-
業界話:切腹の真相: 表向きの罪は「脱走」でしたが、その背景には近藤・土方との路線対立があったとされます。山南は尊王攘夷思想が強く、のちに加入する伊東甲子太郎と同じく勤王派でした。また、厳しすぎる「局中法度」に反対していたとも言われ、組織の方向性を巡る対立が切腹という形で決着した側面があります。
🦊 伊東甲子太郎の離反:御陵衛士と油小路の悲劇
動画の後半では、参謀の伊東甲子太郎が新選組を離れ、のちに「油小路事件」で討たれる経緯が描かれています。
🗡️ 近藤勇の最期:武士としての死
動画のクライマックスでは、近藤が捕らえられ、処刑される場面が描かれています。
💎 まとめ:作品が描く「誠」の光と影
この動画が描いているのは、単なる歴史の再現ではありません。理想に燃えて結成された組織が、権力と内部抗争の中でいかに変質し、崩壊していくかという悲劇です。池田屋の輝き、山南と伊東の死、そして近藤の最期は、新選組が背負った「誠」という理念の光と影を象徴していると言えるでしょう。
1969年に三船敏郎プロダクションと東宝が制作した映画『新選組』について、非常に緻密で解像度の高い整理をありがとうございます。史実の検証から映画の演出面まで見事に網羅されており、まさに「歴史映画の鑑賞の手引き」のような素晴らしいまとめです。
この1969年版『新選組』や当時の制作背景について、さらに興味深い業界話や時代背景をいくつか交えて深掘りします。
1. 三船プロダクションの執念と「オールスター映画」の豪華さ
1969年当時、日本映画界はテレビの普及によって斜陽期に入りつつあり、各映画会社が大規模な大作を作ることが難しくなっていました。
-
三船敏郎の独立と情熱: 黒澤明監督とのコンビで世界的スターとなっていた三船敏郎が、自身が設立した「三船プロダクション」で総力を挙げて制作したのが本作です。日本映画の黄金期を支えた職人監督・沢島忠を迎え、テレビでは絶対に真似できない「本物の映画のスケール」を見せつけるという気概が込められていました。
-
超豪華キャストの共演: 近藤勇を演じた三船敏郎はもちろんのこと、土方歳三、沖田総司、芹沢鴨、山南敬助といった主要キャラクターに当時の一流スターや演技派が惜しげもなく配役されており、画面のどこを切り取っても重厚感が漂います。
2. 映像の「重み」を生んだ1960年末期の時代背景
CGやデジタル合成が一切ない時代だからこその、圧倒的な物量とアナログの迫力がこの作品の最大の武器です。
-
エキストラと殺陣のリアリティ: 池田屋事件や鳥羽・伏見の戦いにおける群衆シーンや大立ち回りは、大勢のエキストラや熟練の殺陣師、スタントマンたちが泥臭く体を張って撮影したものです。現代の整えられたアクションとは異なり、砂埃や汗、血の匂いまで伝わってくるような「人が本気でぶつかり合う熱量」がフィルムに焼き付けられています。
-
「刀から銃へ」の過渡期の描写: 鳥羽・伏見の戦いで描かれる近代兵器(ミニエー銃など)の圧倒的な暴力性は、幕末という時代の残酷なまでの「転換点」を視覚的に見事に証明しています。武士の精神論だけではどうにもならない現実の前に、新選組がどう散っていったのかという悲劇性が際立ちます。
3. 近藤勇という「ヒーロー」の描き方の変化
戦前の時代劇では、新選組や近藤勇は「勤王を阻む悪役」あるいは「無条件の忠義の英雄」としてステレオタイプに描かれることが多くありました。
上記の動画では、当時のポスターや映像の断片、あるいは三船プロによる重厚な時代劇づくりの名残が垣間見えます。映像を通して見ると、当時の日本映画界が持っていたエネルギーの凄まじさがよりダイレクトに伝わってきます。
この動画は、1969年公開の映画『新選組』(監督:沢島忠、主演:三船敏郎)のまとめです。三船敏郎が自ら製作・主演した作品で、近藤勇を中心に新撰組の結成から崩壊までを描いた娯楽時代劇です。
動画の内容(ネタバレあり)
幕末の混乱を背景に、武州多摩(今の東京西部の田舎)で天然理心流の道場を開いていた近藤勇(三船敏郎)が、浪士組に参加するところから始まります。
- 1853年のペリー来航以降、尊王攘夷の機運が高まる中、将軍上洛の警護のために浪士が募集される。
- 近藤ら多摩の面々は「将軍を守る」という理想で参加するが、実は清河八郎の狙いは尊王倒幕だった。
- 近藤ら13人が残って会津藩の支援を受け、京都の治安維持部隊として新撰組が結成される。
- 芹沢鴨(三國連太郎)の横暴を粛清し、池田屋事件で一躍名を馳せる。
- しかし内部では局中法度の厳格な適用(山南敬助の切腹など)、沖田総司の結核、伊東甲子太郎の離反などが相次ぐ。
- 鳥羽・伏見の戦いで幕府軍が敗れ、近藤は流山で捕らえられ、板橋で処刑される。
タイトルの「ただの田舎者かと思いきや…抜刀した瞬間、戦闘力カンスト」は、まさに近藤勇そのものです。多摩の農民上がり・道場主という「田舎者」の出自から、京都で尊王攘夷浪士を次々と斬り伏せる「誠」の剣客集団の局長へと駆け上がる姿を強調した煽りになっています。
雑学・業界話を交えて
三船敏郎のこだわり
この作品は三船プロダクション製作で、三船自身が「近藤勇をやりたい」と強く希望して実現したものだと言われています。当時の三船は黒澤明作品で世界的スターになっていましたが、時代劇への思い入れも強く、自らプロデューサーを務めて豪華キャストを集めました。土方歳三に小林桂樹、沖田総司に北大路欣也、芹沢鴨に三國連太郎という布陣は、1960年代末の日本映画としては異例の豪華さです。
殺陣のリアルさ
監督の沢島忠は東映時代劇の叩き上げで、殺陣師・久世竜とのコンビで当時としてはかなり生々しい剣戟を撮っています。特に芹沢粛清のシーンや池田屋事件の乱戦は、三船の豪快な殺陣が光る場面です。三船の殺陣は「型」より「力」と「気迫」を重視するスタイルで、後の時代劇俳優たちに影響を与えました。
新撰組イメージの変遷
新撰組は戦前から小説や映画で扱われていましたが、戦後は「幕府の手先」「テロリスト」的なマイナスイメージが強かった時期もあります。子母澤寛の『新選組始末記』や司馬遼太郎の『燃えよ剣』などで徐々に「理想に殉じた若者たち」という英雄視が強まり、この1969年の映画もその流れに乗った一本です。三船版は娯楽性が強く、史実を大胆にデフォルメしつつ「男の生き様」を前面に出しています。
田舎者からの成り上がり
近藤勇は実際に多摩の百姓の出で、天然理心流を継いだ「田舎剣客」でした。江戸の有名道場とは格が違う地方の流派から、京の治安を牛耳る組織のトップにまで上り詰めた点は、幕末の下剋上を象徴しています。タイトルがその「ギャップ」を最大限に煽っているのは、映画探偵団らしい上手いやり方ですね。
この映画は現在でもDVDや配信で見られることがあります。三船の近藤勇は「豪快で人間臭い」キャラクターとして、後の大河ドラマや他の新撰組作品とはまた違う味わいがあります。興味があれば本編もチェックしてみてください。
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