2026年10月22日木曜日

スーパーエキセントリックシアターや、スネークマンショー、などについても、

スーパーエキセントリックシアターや、スネークマンショー、などについても、雑学や業界話を交えながら、解説してください、

この流れは、実は1960年代の前衛芸術(ハイ・レッド・センター)→1970〜80年代の小劇場演劇(第三舞台・夢の遊眠社)→テレビ・ラジオ・音楽・演劇を横断する表現へつながっています😊

スーパー・エキセントリック・シアター(SET)とスネークマンショーは、一見すると「お笑い」や「コント」に見えますが、実は日本のポップカルチャー史ではかなり重要な存在です。


1. スーパー・エキセントリック・シアター(SET)とは?

SETは1979年に三宅裕司さんらによって結成された劇団です。歌・ダンス・アクション・コメディを組み合わせた「ミュージカル・アクション・コメディー」を特徴としてきました。

代表的なメンバーとして、

  • 三宅裕司
  • 小倉久寛

などが知られています。


SETの特徴は「全部入り」

普通、劇団には得意分野があります。

  • シリアス劇
  • 前衛演劇
  • コメディ
  • ミュージカル

など。

しかしSETは、

芝居 + 歌 + ダンス + アクション + 笑い

を全部入れる方向でした。

言ってみれば、

「演劇界のエンターテインメント総合格闘技」

のような存在です😊


2. SETが時代に合った理由

1980年代は、

  • テレビのバラエティ黄金期
  • FMラジオ文化
  • 洋楽ブーム
  • ビデオ時代の始まり

という時代でした。

観客も、

「重い芸術を見る」

だけではなく、

「楽しい時間を体験したい」

という欲求が強くなっていました。

SETはそこを敏感につかみました。


業界雑学①

劇団は「役者の学校」でもある

SETのような劇団は、単に公演をするだけではありません。

俳優は、

  • 発声
  • 身体訓練
  • ダンス
  • アクション
  • コメディの間

を鍛えます。

現在の芸能界では、舞台出身の俳優が映像作品でも強いと言われることがあります。

理由は、

「身体で表現する基礎体力」

があるからです。


3. スネークマンショーとは?

こちらは劇団ではなく、

音声・ラジオ・音楽・コントを融合したユニット

です。

中心人物は、

  • 桑原茂一さん
  • 小林克也さん
  • 伊武雅刀さん

の3人です。

1970年代後半からラジオを中心に活動し、1980年にはYMOとのコラボレーション作品『増殖(X∞増殖)』で大きな注目を集めました。


4. スネークマンショーの何が革命的だったか?

一言で言うなら、

「ラジオの中に、前衛芸術とブラックユーモアと音楽を持ち込んだ」

ことです。

当時のラジオは、

  • 音楽番組
  • トーク番組
  • 情報番組

という形が多かった。

しかしスネークマンショーは、

突然コントが入る。

↓

次にテクノ音楽が流れる。

↓

社会風刺が始まる。

↓

また音楽。

という自由な構成でした。

現在の、

  • YouTube動画
  • ポッドキャスト
  • ミックス文化

の先駆けのような発想です。


業界雑学②

YMOとの関係

スネークマンショーとYMO(イエロー・マジック・オーケストラ)の組み合わせは、1980年代初頭の日本カルチャーを象徴しました。

音楽的には最先端のテクノ。

そこに、

ナンセンスな会話劇。

普通なら合わないものを組み合わせたのです。

これは前回お話ししたハイ・レッド・センターの、

「異なるものをぶつけて新しい意味を作る」

という発想にも近いです。

イエロー・マジック・オーケストラとのコラボ作品『増殖』は、スネークマンショーの知名度を大きく高めました。


5. 笑いなのに、実は社会批評

スネークマンショーは単なるお笑いではありませんでした。

例えば、

  • 権威への皮肉
  • 日本社会の矛盾
  • 広告文化への違和感
  • 戦争への批判

などを、笑いに包んで表現しました。

これは海外でいうと、

  • モンティ・パイソン
  • ラジオコメディ文化

に近いものがあります。


業界雑学③

「笑い」は検閲をすり抜ける

歴史的に、

政治や社会への批判は、

真面目に言うと反発されることがあります。

しかし、

「冗談ですよ」

という形にすると届きやすい。

風刺(satire)の力ですね。

昔の狂歌や落語にも、この性質があります。


6. SETとスネークマンショーの共通点

実は、この二つはかなり似ています。

SET スネークマンショー
表現場所 舞台 ラジオ・音楽
武器 身体・演技 声・編集
特徴 総合エンタメ ジャンル破壊
笑い ライブ感 風刺・ナンセンス
精神 既存の演劇を広げる 既存メディアを壊す

7. 1960年代前衛芸術からの流れで見ると…

面白い系譜があります。

ハイ・レッド・センター

「芸術を街へ出す」

↓

小劇場演劇

「劇場の形式を壊す」

↓

SET

「演劇とショーを融合する」

↓

スネークマンショー

「音楽・笑い・メディアの境界を壊す」

という流れです。

つまり彼らは皆、

「これは芸術」「これは娯楽」という壁を疑った人たち

とも言えます。


最後に😊

SETは「観客を楽しませる職人芸」、

スネークマンショーは「笑いで時代を風刺する実験室」

だったと言えるでしょう。

表面上は、

「笑わせる人たち」

ですが、根底には、

「今まで当たり前だったものを疑ってみよう」

という前衛芸術と同じ精神が流れていました。

だから1980年代の日本文化は、演劇、音楽、ラジオ、広告、漫画、アートが互いに影響し合い、とても実験的で面白い時代だったのです😊

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