そうですね😊 「蛇=知恵や神秘」という話をしてきましたが、現実の蛇は驚くほど特殊な体の構造を持っています。
実は、多くの人が思っている
「顎(あご)を外して飲み込む」
という表現は、半分正しく、半分誤解です。
顎を「外す」のではない
蛇は、人間のように顎の骨ががっちり一体化していません。
下顎の左右は、靭帯(じんたい)という丈夫でよく伸びる組織でつながっています。
そのため、
- 左右の顎が別々に動く
- 口を非常に大きく開ける
- 獲物を少しずつ口の奥へ送り込める
という仕組みになっています。
つまり、
「顎が外れる」
というより、
「もともと非常に柔軟な構造になっている」
というのが正確です。
どうやって飲み込むの?
蛇は、
右の歯で引っかける
↓
左の歯で引っかける
↓
また右
↓
また左
というように、
交互に少しずつ前進しながら獲物を飲み込みます。
これを英語では「ウォーキング・ジョー(walking jaws)」のように表現することもあります。
まるで顎で歩いているように見えるのです。
呼吸は苦しくならない?
ここも驚きです。
蛇は口が獲物でいっぱいになると普通なら呼吸できません。
しかし、
気管の入り口(声門)を前方へ突き出す
ことができます。
そのため、
飲み込んでいる最中も呼吸できるのです。
大きな動物も丸呑み
例えば、
- ネズミ
- ウサギ
- シカの子ども
- ワニ(種類による)
- イノシシの子ども
などを飲み込む大型のニシキヘビやボアもいます。
世界最大級のアミメニシキヘビは、体長が7メートルを超える個体が報告されており、非常に大きな獲物を捕食できることで知られています。
消化能力も驚異的
もっと驚くのは胃です。
蛇は、
普段は代謝が低い
↓
食べた瞬間、
胃酸や消化酵素の働きが一気に高まります。
骨までかなり消化してしまう種類もいます。
そのため、
大きな獲物を食べた後、
何週間も食事をしなくても平気です。
雑学:世界各地の「大蛇伝説」
巨大な蛇は、実際の生物だけでなく神話にも数多く登場します。
例えば、
- ヤマタノオロチ(日本)
- ナーガ(インド)
- ヨルムンガンド(北欧神話)
- アポピス(古代エジプト)
などです。
面白いのは、昔の人は巨大な蛇を単なる怪物ではなく、
- 川
- 洪水
- 大地
- 宇宙
など、人間には制御できない自然の力の象徴として考えることが多かった点です。
なぜ人は蛇に魅了されるのか?
蛇は、
- 足がないのに素早く動く
- まばたきをしない
- 脱皮して生まれ変わる
- 大きな獲物を丸呑みする
- 毒を持つ種類もいる
という、人間から見ると「常識外れ」の特徴をいくつも持っています。
だからこそ、古代から現代まで、
- 神の使い
- 悪魔
- 龍の祖先
- 知恵の象徴
- 怪物
と、さまざまな意味を与えられてきたのでしょう。
自然界の蛇は、神話のような存在ではありませんが、その生態だけでも十分に「神秘的」と感じられる生き物ですね。
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